栃木県の那須温泉の一軒宿・北温泉

栃木県の那須温泉郷へ

我らはいわき湯本温泉の宿屋から2日目の泊りは栃木県の那須温泉郷へ向かいました。 滝根町の自動車専用道路を利用しましたが、左に福島空港を見ながら、白河から那須へ向かいました。 向かったのは奥那須温泉の那須連山の山間の「北温泉」と言うところにお世話になりました。

場所的には那須湯本温泉の町並みから更に山奥の山の中の超鄙びた一軒宿なのであり、其れも、こんな山の中に江戸時代から開かれた温泉場ということが驚きだったのです。 しかも、宿屋までは遥か遠くに車を止めて宿まではトボトボ歩いて、凡そ1kmの道矩りを徒歩で行かなければならないのです。 其処でチョットお断りしますが此処は山小屋ではなく普通の昔ながらの今ではレッキとした観光旅館なのです。

クラシックカーのような「北温泉」

更に、重い荷物を持って宿屋へ着いてマタマタびっくりしました。 建物そのものが昔ながらの風格のある木造の建物で、まるで江戸時代の建築物のようなのです。 我等は受付を終わると廊下がギシギシきしむような所を通って部屋に案内されましたが、部屋そのものは畳敷きのまともな部屋でした。

気の利いた息子が言うには「この宿は、車に喩えるなら普通のポンコツ車と違ってクラシックカーのようだね」と言いながら喜んでおりましたが、これぞ言い得て妙という言葉だったのです。 確かに、江戸時代の生活雰囲気を味わっているようなので、真に貴重な経験をさせてもらったのでした。 しかし、それにしても現在の北温泉旅館は、やはり江戸期の安政年間に建てられたそうで、其の建物を中心に明治、昭和に増築されてできた古い木造の三階建てで出来ているといいます。

テルマエロマエと北温泉

そして驚いたことに、こちらの北温泉は大ヒット映画になった「テルマエ・ロマエ」のロケ地としても使われたそうで、主人公(阿部 寛)を慕う上戸彩さんの実家として描かれているそうです。 私自身も此の映画は以前に見ましたけれど、新ためてDVDのレンタルで見直した処、確かに玄関や玄関のフロアー辺りの超レトロな雰囲気は充分に映し出されておりました。

廊下や其ノ他の施設の壁には、其の映画・「テルマエ・ロマエ」のポスターなども何枚か貼られていましたね。 此のように映画のロケにも使われた、とても有名な温泉旅館だったのです。 そして、肝心な温泉浴槽ですが、建物の前の庭園部分にはプールのような木造りの巨大な浴槽(水着着用が可)があり、又、建物内の温泉浴槽も天狗の湯などの超クラシックな木製のお風呂だったのです。

那須温泉郷の特徴と魅力

因みに、那須温泉郷とは那須火山帯(那須岳、茶臼岳など)の何尾の裾野に広がる温泉地の一帯を指し、其の中心にあるのが那須湯本温泉であり、その周辺一帯には大丸温泉、弁天温泉、板室温泉、高雄温泉、三斗小屋温泉、其れに北温泉などが那須七湯として知られています。
那須湯本温泉は那須温泉郷でも最も古くから開けた温泉地で、温泉神社や殺生石などを中心に温泉街を形成しているところです。 温泉街の中心に那須温泉郷のシンボル的な存在として地元民は勿論、観光客にも人気の共同浴場「鹿の湯」があります。 那須温泉の主な泉質としては硫化水素泉や酸性明礬泉など地域によって特徴ある泉質を湧出させています。

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